建設キャリアアップシステム（CCUS）とは

行政書士西浦邦子

日本行政書士会連合会兵庫県行政書士会阪神支部

この記事の執筆者：行政書士西浦邦子

一般民事に精通した法の知識と実務経験で、行政書士業務を行っております。建設業許認可申請全般のサポート業務について許可取得のご相談から作成までワンストップで対応させていただいております。ＬＧＢＴＱなどのマイノリティと周囲の方のサポートも行っております。

建設キャリアップシステム（ＣＣＵＳ）とは

建設キャリアアップシステム（Construction Career Up System）とは、建設業に携わる技能者の就労履歴や保有資格をデータベースに蓄積し、キャリアの維持向上を目指すシステムです。

技能者の能力や経験に応じた適正な処遇改善につなげる

技能者を雇用し育成する企業が伸びていける業界環境をつくる

このシステムの普及を通して安心して働き続けられる建設業界」を目指しています。

大手ゼネコン等、自社の工事現場に入場する請負業者や技能者に対してCCUS登録を義務付けているところも増えてきています。つまり、今後はこれに登録していなければ工事現場に下請け業者として入ることもできなくなっていくということです。

法人や個人事業主の「事業者としての情報」を登録します。これにより、所属する技能者の就業情報を管理できるようになりまた、現場への入退場にICカードを利用することにより、入退場管理が簡単になります。

建設業の現場で働く人の「技能者としての情報」を登録します。これにより、取得している資格や就業履歴を証明することができるようになります。働く現場にかかわらず、適正な評価と処遇が受けられることにつながります。

建設業を営む法人や個人が「技能実習生」や「特定技能」の在留資格を持つ外国人労働者を受け入れる場合は、CCUSへの登録が義務付けられています。