
行政書士 西浦 邦子
日本行政書士会連合会 兵庫県行政書士会阪神支部
この記事の執筆者:行政書士 西浦 邦子
一般民事に精通した法の知識と実務経験で、行政書士業務を行っております。建設業許認可申請全般のサポート業務について許可取得のご相談から作成までワンストップで対応させていただいております。LGBTQなどのマイノリティと周囲の方のサポートも行っております。
性的マイノリティの人々が身近にいても不思議ではありません。どんなふうに声をかければ良いでしょうか。結論から言えば普通に接すれば良いと思います。無理にカミングアウトを要求したりする必要はありません。カミングアウトしないことも本人の自由です。マイノリティの方が話しやすい、安心してもらえる場を作っていくために、たとえば「LGBTQに関する本を読んだ」「新聞、ニュースで性的マイノリティについて取り上げられていることを知っている」など日頃から意識を向けていること、知ろうとしていることを言葉だけでなく態度、姿勢、行動から発信していけば本人へ安心感につながります。子どもの場合でも「先生たちも学校で研修をしている」「保護者も性の多様性について勉強している」など声がけすることにより本人が「普通」という概念の押し付けやプレッシャーにより本来の個々のセクシュアリティについての触れにくさ、話しづらさを緩和することができます。日頃から、本人の周りにいる「大人のジェンダーへのとらえ方・考え方」が何よりも大切なことだと思います。